難燃性と軽量性を両立したEVバッテリーマウントを、より短納期・低コストで

「難燃安全基準を満たしながらも、車速に影響するほど重くないバッテリーマウントが必要でした。FR940 難燃性レジンはその両方を達成してくれました。認定済みの難燃性能と、レース車両の重量目標に合う密度によって、EV927の競争力を維持できました。」 ― NTUST Formula Team、2023 FSAE Australasia(オーストラリア)

Crisp Details, Sharp Edges

FR940 難燃性レジンの実践活用例

EV927電動レーシングカーのプロジェクトでは、NTUSTレーシングチームがバッテリーモジュール用マウントブラケットを設計しました。材料には、UL認定の難燃性能、軽量性、そして既存のレジンプリンターで使えることの3条件が同時に求められました。UL 94 V-0ブルーカード認定を取得したアジア初の光硬化型難燃性レジンであるFR940 難燃性レジンは、そのすべてを満たしました。さらに工業用3Dプリンター Sonic Mega 8K V2と組み合わせることで、金型を変更することなく設計修正から当日再プリントまで対応でき、バッテリーマウントの試作・検証サイクルを大幅に短縮しました。

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火元を取り除くと10秒未満に自己消火。実測による裏付けデータも。

一般的なレジンは着火すると燃え続けますが、FR940 難燃性レジンは違います。火元を取り除けば10秒未満に自己消火し、滴下や燃焼継続もありません。これはメーカーの主張だけではなく、UL試験所の試験結果に基づくものです。QMTC2.E535425で検索すれば、UL Product iQで誰でも確認できます。電子筐体、コネクタ、BMS筐体など、電源周辺部品に適しています。

ただの主張ではない。確認できるブルーカード。

UL 94 V-0適合をうたう材料は数多くありますが、調達や顧客審査で本当に問われるのは、その主張を裏付ける正式かつ検証可能な記録があるかどうかです。FR940 難燃性レジンにはそれがあります。UL 94 V-0ブルーカードは登録済みで、UL Product iQから公開検索が可能。QMTC2.E535425を直接検索できます。つまり、試作品完成後に材料の来歴を追加説明したり、曖昧な試験報告書をサプライヤーから取り寄せたりする手間を減らせます。

専用設備に縛られず、難燃材料へ切り替えられる。

認定済みの難燃材料の多くは、専用機や産業用グレードの印刷システムを必要とします。FR940 難燃性レジンは多くの405 nm MSLAプリンターで使用できるため、単発案件のために設備一式を入れ替えることなく、既存環境のままで難燃対応の機能試作が行えます。

ブルーカード認定を、より低コストで。

FR940 難燃性レジンは、UL 94 V-0ブルーカード認定を持つ同等クラスのSLAレジンと比べて、kgあたり約60%低コスト。しかも専用ハードウェアではなく、市販の多くの405 nm LCD/MSLAプリンターで使用できます。

電子OEMからプリントサービス事業者まで、難燃試作は材料審査で止まりやすい。

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サンプルは完成したのに、材料審査で差し戻される。

求められているのは、見た目だけ整った筐体ではありません。審査に進めるための機能試作です。PCB筐体、電源モジュールカバー、コネクタ筐体、BMS筐体のような案件では、正式な難燃書類がない完成サンプルは、追加書類、材料変更、再試作につながりがちです。FR940 難燃性レジンなら、既存の405 nm LCD/MSLAプリンターで試作を進めながら、UL 94 V-0ブルーカード書類も揃えられるため、部品も審査も同時に前へ進められます。

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電子筐体の依頼が来た。でも、本当に受けられるか不安。

3Dプリントサービス事業者にとって、電子筐体案件は決して手の届かない仕事ではありません。前に進めなくなる原因は、材料書類の不備や検証性の不足であることが多いのです。確認可能な難燃性の認定がなければ、見積もり段階で止まったり、顧客が他社へ流れたりすることがあります。FR940 難燃性レジンなら、既存の405 nm LCD/MSLA設備で対応できるため、より自信を持って受注できます。

同じ「難燃性」でも、信頼性は同じではありません。

難燃性の3つのオプションの差は、調達審査で明確になります。

Details that Transcend Reality

FAQ

UL 94 V-0ブルーカードとは何ですか? なぜ重要なのですか?

ブルーカードとは、UL Component Recognitionに基づく正式なUL部品認定記録です。つまり、その材料がULの認定部品システムに登録されており、UL Product iQで誰でも公開記録を確認できることを意味します。QMTC2.E535425を検索すれば、Phrozen FR940の登録情報を直接確認できます。重要なのは、ブルーカード認定の対象が材料配合である点です。最終部品が自動的に適合扱いになるわけではなく、実際の形状、肉厚、後処理条件、適用規格に基づくアプリケーションレベルの試験が必要です。

FR940 難燃性レジンはPhrozen以外のプリンターでも使えますか?

はい。FR940は多くの405 nm LCDおよびMSLAプリンターに対応しています。最良の結果を得るには、機種、光源強度、積層ピッチに合わせて露光設定を微調整してください。多くのユーザーは、2〜3回のテストプリントで安定した結果を得ています。Phrozen製プリンター向けには、公式サイトから完全なプリント設定をダウンロードできます。

FR940 難燃性レジンはどのような部品の造形に適していますか?

FR940 難燃性レジンは主に、難燃書類が必要な機能試作部品に使用されます。代表的な用途は、電子筐体、電源モジュールカバー、コネクタ筐体、BMS筐体です。これらの部品は電源の近くに配置されることが多く、難燃安全要件を満たしつつ、一定の寸法精度も求められます。FR940 難燃性レジンはShore D硬度 75〜80、引張弾性率 1812 MPaの高い剛性を備え、静的荷重を受ける構造部品に適しています。一方で脆性材料でもあるため、スナップフィット、薄肉のたわみ、繰り返し荷重を伴う設計では、肉厚を増す、リブを追加する、鋭角や応力集中を避けるなどの設計対策を行い、脆性破壊のリスクを抑えることを推奨します。

FR940 難燃性レジンにはどのような後処理が必要ですか?

標準的な後処理は2段階です。まず、Phrozen Washまたは95%エタノールで45〜60秒洗浄してください。60秒を超える浸漬は避けてください。洗浄後は30分静置し、その後60分間UV二次硬化を行います。HDT 82.8°Cや、より高い機械強度が必要な場合は、続けて80°Cで2時間の熱硬化を行ってください。熱硬化を行わない場合でも、UV二次硬化が完了すれば難燃性能は発現しています。

FR940 難燃性レジンのHDT 59.8°Cは、自分の用途に十分ですか?

FR940 難燃性レジンのHDTは0.45 MPa条件下で59.8°C(ASTM D648)です。連続使用を前提とする場合は、実使用温度を55°C未満に抑えるのがより安全です。通常運転時にその範囲内に収まる用途であれば適しています。バッテリーセル、モーター、その他の熱源の近くで長時間使用する部品には、より高耐熱な材料を検討してください。その場合、次の材料が適している可能性があります。 1. FR940 難燃性レジン UV硬化後HDT:59.8°C 熱後硬化後HDT:82.8°C 主な用途:電子筐体、コネクタ、BMS筐体 2. PC/GF-Likeレジン UV硬化後HDT:65°C 熱後硬化後HDT:95.6°C 主な用途:中温域の構造部品 3. TR300レジン UV硬化後HDT:65°C 熱後硬化後HDT:160°C 主な用途:高温機能部品、モーター周辺部品 4. Ceramic Proレジン UV硬化後HDT:181.8°C 熱後硬化後HDT:230°C超 主な用途:金型、超高温ツーリング用途

FR940 難燃性レジンはFormlabsのFR Resinと比べてどう違いますか?

どちらもUL 94 V-0ブルーカード認定を取得しています。主な違いは3点です。• コスト:Phrozen FR940 難燃性レジンのほうが材料コストを抑えやすく、同等のUL 94 V-0ブルーカード認定を維持しながら、試作全体のコスト管理がしやすくなります。• 設備互換性:FR940 難燃性レジンは多くの405 nm LCD/MSLAプリンターで使用できますが、Formlabs FR Resinは主にFormlabs製プリンター向けです。• 機械特性:Formlabs FR Resinのほうが耐熱性・機械特性に優れています。より高い耐熱性や機械性能が必要ならFormlabsは有力な選択肢です。一方、専用機に縛られずブルーカード書類を確保したいなら、FR940 難燃性レジンのほうが柔軟です。

FR940 難燃性レジンを使えば、最終製品は自動的に認証を通過できますか?

必ずしもそうではありません。FR940 難燃性レジンのブルーカード認定は材料配合に対するものであり、最終部品、モジュール、完成製品が同じ認証状態を自動的に引き継ぐわけではありません。ただし、試作や評価サンプルの提出においては、確認可能な書類を持つ材料で試作品を検証できるため、顧客審査、調達審査、法規確認、社内承認をよりスムーズに進めやすくなります。さらに、その後の製品検証や材料選定の判断材料としても有効です。

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FR940 難燃性レジンのHDTは59.8°Cで、連続使用では動作温度を55°C未満に保つことを推奨します。モーターやその他の熱源の近くで使う部品には、必要温度帯に応じて3つの上位材料があります。中温域の構造部品にはPC/GF-Likeレジン(HDT 65〜95°C)、高温機能部品にはTR300レジン(HDT 160°C)、金型や超高温ツーリング用途にはCeramic Proレジン(UV硬化後HDT 181.8°C、熱硬化後230°C超)が適しています。4種類すべて、レジンを入れ替えるだけで同じ機械で使用でき、専用設備を追加する必要はありません。

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